歯止(読み)はどめ

精選版 日本国語大辞典 「歯止」の意味・読み・例文・類語

は‐どめ【歯止】

〘名〙
① とめてある車輪が何かの拍子に動いたりしないように、車輪と車輪接触面の間へ噛(か)ませるもの。また、車輪につけてその回転を止める装置制動機ブレーキ
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉五「丁度歯どめがなくっちゃ自転車へ乗れないのと同程度ですからね」
物事が悪い方向へ動くのをとどめる手段方法
戯作三昧(1917)〈芥川龍之介〉四「恐らく年齢が歯止めをかけたせゐであらう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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