死番虫(読み)シバンムシ

デジタル大辞泉 「死番虫」の意味・読み・例文・類語

しばん‐むし【死番虫】

甲虫目シバンムシ科の昆虫総称。体は小形で楕円形。古い家に多く、コツコツと小さな音を立てながら建材などを食い進む。フルホンシバンムシ古書を食害する。名は、英名のdeathwatch(死時計)を誤って死番と訳したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「死番虫」の意味・読み・例文・類語

しばん‐むし【死番虫】

  1. 〘 名詞 〙 シバンムシ科の甲虫の総称。体長三~六ミリメートル、黄褐色から黒褐色円筒形枯木を食するものが多いが、乾燥した動物質、植物質の加工品、タバコ畳表古本などに加害するものもある。従来、古本の紙に穴をあけるのはシミ仕業とされていたが、実はフルホンシバンムシによるものである。日本には約五〇種、世界に二千種以上が分布する。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「死番虫」の解説

死番虫 (シバンムシ)

動物。シバンムシ科に属する昆虫の総称

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