死節(読み)しせつ

精選版 日本国語大辞典 「死節」の意味・読み・例文・類語

し‐せつ【死節】

〘名〙 死ぬ覚悟節操を守ること。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八「この死節の人民を賛して」

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普及版 字通 「死節」の読み・字形・画数・意味

【死節】しせつ

節義に死す。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕假令(もし)僕法に伏し、誅を受くるも、~世能くに死するに與(し)かずとし、特(た)だ智窮し罪極まり、自らるる能はず、卒(つひ)に死に就けりと以爲(おも)はんのみ。

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世界大百科事典(旧版)内の死節の言及

【節】より

…枝が生きていて,健全な場合には〈生節(いきぶし)〉と呼び,節の部分の組織はまわりの組織とつながっている。枯れた枝からできた節は〈死節(しにぶし)〉と呼ばれ,周囲の組織とのつながりはない。葉跡のようにみえるごく小さい節を〈葉節〉と呼ぶ。…

※「死節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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