日本歴史地名大系 「殖栗神社」の解説 殖栗神社えぐりじんじや 奈良県:桜井市三輪・纏向地区上ノ庄村殖栗神社[現在地名]桜井市大字上之庄上之庄(うえのしよう)集落南西隅、寺(てら)川の右岸に鎮座。もとは同集落北東隅の初瀬(はせ)川南岸、上(かみ)街道のすぐ西、小字江繰(えくり)にあったと伝える。祭神は殖栗王・天児屋根(あめのこやね)命。「延喜式」神名帳の城上(しきじよう)郡「殖栗神社」とされるが、江戸期の石灯籠には「三十八社」と刻み、明治七年(一八七四)頃までは三十八社神社と称していた。同四〇年小字十(とお)ノ森(もり)にあった春日神社を合祀、十ノ森の近くに字江繰があったため社名を殖栗神社と改めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by