段車(読み)ダングルマ

デジタル大辞泉 「段車」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぐるま【段車】

動力ベルトで伝導する装置で、直径の異なるいくつかの車を大きさの順に重ね合わせて一体とし、これにベルトを掛け換えることによって回転速度を変えるもの。

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精選版 日本国語大辞典 「段車」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぐるま【段車】

  1. 〘 名詞 〙 ベルト伝導装置で直径の違ったベルト車を段々に並べて一体としたもの。両軸の車は同形だが向きを逆に対応させて取りつけてあり、主動軸の回転を従動軸に変速して伝えることができる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「段車」の意味・わかりやすい解説

段車
だんぐるま

直径の異なる2~4個の調車(しらべぐるま)(プーリー)を1本の軸に取り付け、変速装置として使用するもの。二つの段車の軸を平行に置き、段車にベルトを掛け、動力の伝達を行う。調車にかけるベルトの位置を適宜変えることにより、原動車の一定回転を種々に変えて被動車に伝えることができる。工作機械主軸の回転数を変換するのに広く使用されていたが、歯車変速機が使用されるようになって段車はしだいに使われなくなった。

[中山秀太郎]

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