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変速装置 へんそくそうち speed changing device

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

変速装置
へんそくそうち
speed changing device

回転軸の速度を連続的に,あるいは段階的に変化させるための装置。機械式,流体式,電気式がある。機械式変速装置には歯車式やチェーン式の段階的のものと,円錐ベルト車式や摩擦車式 (定半径板を回転円板上で滑らせる) など各種の連続的変速用 (無段変速装置) がある。

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デジタル大辞泉の解説

へんそく‐そうち〔‐サウチ〕【変速装置】

ある回転数の原動軸から従動軸の回転数に変換する装置。歯車式・段車式・電動機式・流体式などがある。

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百科事典マイペディアの解説

変速装置【へんそくそうち】

回転軸の速度を段階的または連続的に変化させる装置の総称。連続的な変速を行うものは無段変速装置と呼ぶ。変速の原理から機械式,流体式,電気式に分けられる。機械式変速装置にはベルト式,摩擦車式,歯車式などがあり,流体式変速装置の代表的なものはトルクコンバーターである。
→関連項目減速装置自動変速装置伝動装置

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世界大百科事典 第2版の解説

へんそくそうち【変速装置 speed change gear】

入力軸の回転速度を,必要とする出力軸の回転速度に変換するための装置。変速機ともいう。いま,自動車を例にとると,自動車の駆動車輪の回転速度は,状況に応じていろいろと変化する必要がある。駆動車輪は原動機から動力の供給を受けて回転しているが,もし,車輪の軸と原動機の回転軸とが直結されているならば,自動車の走る速さは原動機の回転速度を調節することによって行わなければならない。現在,自動車の原動機の大半を占めている内燃機関の回転速度は,供給する燃料と空気の量を調節することにより変化させることができるが,内燃機関の回転軸と車輪の軸とが直結しているとすると,次のような不都合が起こる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

変速装置
へんそくそうち
speed change device

原動軸と従動軸の回転速度比をある範囲内で段階的あるいは連続的に変換する装置。機械的なもの、流体的なもの、電気的なものなどがある。角速度の変化を段階的に行うものを段階変速装置、連続的に行うものを無段階変速装置という。原動機の回転速度が一定であるとき、この速度を種々に変えて他の機械に伝えたいとき、または原動機の回転速度が変化しても機械の速度を一定にしたいときに使用する。後者の場合には自動制御をするのが普通である。
 機械的な段階変速装置としては段車を用いたベルト伝動、すべり歯車、クラッチ、滑りキーなどがあり、摩擦伝動装置、巻掛け伝動装置などは機械的無段階変速装置である。ベルト伝動は直径の異なる数個のベルト車を並べ、ベルトを掛け換えることにより速度を変える。一つの軸にベルト車を多数付けた段車では1本のベルトを次々に掛け換えればよいが、ベルトがたるむので張り車を必要とする。二つの軸をそれぞれ段車とすると、1本のベルトを掛け換えるだけで二軸間の速度を変えることができる。段車の数を無限にしたのが円錐(えんすい)ベルト車で、この場合は無段階変速装置となる。摩擦伝動を用いた無段階変速装置にバイエル変速機がある。スプライン軸上に数枚の薄い円錐形摩擦板を並べ、この摩擦板の間に他方のスプライン軸につけた摩擦板(周縁に円錐形のリムがついている)を交互に挟み、一方の軸上の摩擦板をばねで軸方向に押し付けておき、二軸間の距離を変化させると、円錐摩擦板の接触部の半径が変化し、二軸間の速度は連続的に変化する。楔(くさび)形の接触面が多数あるので、比較的小型で大きなトルクを伝えることができる。巻掛け伝動装置の例としてはPIV(positive infinitely variable driveの略)変速機というのがある。これは原動軸と従動軸にそれぞれ一対の対向円錐調車を取り付け、原動軸の円錐調車の間隔が大きくなると、同時に従動軸の円錐調車の間隔が狭くなるようになっている。原動軸と従動軸の円錐調車間に輪形調帯を掛けると、調帯の必要な長さはつねに一定に保たれ、調帯の掛かっている部分の半径の比を変化させることにより二軸間の角速度比を無段階に変えることができる。調車の円錐面には傘歯車状に溝がつけられ、ベルトのかわりにスラッチという薄板の特殊な鎖が溝にひっかかるようになっていて滑りをおこさない。工作機械その他の作業機械に広く使用されている。
 流体変速装置はポンプと流体原動機とを組み合わせた構造で、ターボ式、アクシャルピストン式、ラジアルピストン式、羽根式などの各種がある。また回転速度比の広い範囲にわたって効率をよくしたボイス式流体変速装置もある。いずれも無段階変速装置である。
 電気的変速装置としては極数変換電動機、ワード・レオナード方式、整流子電動機などがある。[中山秀太郎]

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世界大百科事典内の変速装置の言及

【自転車】より

…1900年ころからは国産自転車の本格的な生産が開始され,国内の自転車保有台数は明治末の約40万台から,大正末には470万台に達しており,通勤や会社,商店の業務用としてしだいに国民生活になくてはならない交通機関として定着していった。 第2次世界大戦後は,自転車に対する考え方も,重くて黒塗りの荷物運搬のためのあくまで実用的な乗物から,人だけが乗る自由で快適な乗物へと変化していき,60年代に入ると乗りごこちがよく変速装置のついた軽快車が主流になってきた。そして60年代後半にはミニサイクルが出回るようになり,家庭婦人の買物や通勤,通学に普及していった。…

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