毒害(読み)どくがい

精選版 日本国語大辞典 「毒害」の意味・読み・例文・類語

どく‐がい【毒害】

〘名〙
① 毒を飲ませて殺すこと。毒殺
太平記(14C後)一九「果して毒害(ドクガイ)せられ給ふ事こそ不思議なれ」 〔後漢書‐馮豹伝〕
② いためそこなうこと。害毒。わざわい。
文徳実録‐仁寿二年(852)二月壬戌「席田郡有妖巫。其霊転行暗噉心。一種滋蔓、民被毒害」 〔梁武帝‐与周捨論断肉勅〕

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デジタル大辞泉 「毒害」の意味・読み・例文・類語

どく‐がい【毒害】

[名](スル)毒を飲ませて殺すこと。毒殺。
「御遺子をばひそかに―し」〈紅葉・不言不語〉

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普及版 字通 「毒害」の読み・字形・画数・意味

【毒害】どくがい

そこなう。害毒。梁・武帝〔周捨に与へて断肉を論ずる勅、四〕に親しく經し、人の爲にす。口に悲をし、心に毒を懷(いだ)く。~言行ふ。す。

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