毒忌(読み)どくいみ

精選版 日本国語大辞典 「毒忌」の意味・読み・例文・類語

どく‐いみ【毒忌】

〘名〙 病気の折、身体の害となったり、薬の効果の妨げとなったりするものを飲食しないこと。また転じて、何事にも忌み慎しむこと。どくだち。どくだて。
滑稽本・人情穴探意の裡外(1863‐65頃)三「湿煩んでをって毒禁(ドクイミ)はしらいで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「毒忌」の意味・読み・例文・類語

どく‐いみ【毒忌(み)】

薬を飲むとき、薬効の妨げとなる食物を避けること。転じて、何事にも忌み慎むこと。
「余生いぶせく―に送り玉い」〈緑雨置炬燵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android