毒笹子(読み)ドクササコ

デジタル大辞泉 「毒笹子」の意味・読み・例文・類語

どく‐ささこ【毒×笹子】

キシメジ科のキノコ。秋、竹林雑木林群生全体に橙褐色か茶褐色、傘は漏斗状中央がくぼむ。有毒。食べると4、5日後に手足激痛を生じる。やけどたけ。やぶしめじ。

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精選版 日本国語大辞典 「毒笹子」の意味・読み・例文・類語

どく‐ささこ【毒笹子】

  1. 〘 名詞 〙 担子菌類シメジ科の毒キノコ。秋、竹林内に群がって生える。かさは径五~一〇センチメートル、中央はくぼんで漏斗状となり、周縁下方に垂れ、表面は橙褐色。肉は薄く、淡黄褐色を帯びる。襞(ひだ)は茎に垂生しきわめて密で、やや淡黄褐色を呈する。茎は長さ三~五センチメートル、中空、繊維質で縦に裂けやすく、かさとほぼ同じ色をしている。特異な毒性を持ち、これを食べると、四、五日たってから急に手足の指先に激しい痛みを生じ、一か月余も苦しむことがある。

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