百科事典マイペディア 「毒キノコ」の意味・わかりやすい解説
毒キノコ【どくキノコ】
→関連項目食中毒
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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毒性をもつキノコをいい、日本に分布する毒キノコの数は数十種を超えるが、実際の中毒は10種前後のキノコによる。そのうち、致命的なのはドクツルタケやタマゴテングタケの仲間の数種と、コレラタケ、ニセクロハツなどである。致命的ではないが、激しい苦痛をおこすものとしてドクササコやニガクリタケがある。症状の多くは下痢、嘔吐(おうと)性であるが、キノコ中毒のうち約3分の2はツキヨタケ、イッポンシメジ(近縁種としてクサウラベニタケ)、マツシメジ(カキシメジ)などであるため、キノコ狩りをする人は、これらの毒キノコの形態などを、あらかじめ知っておく必要がある。
民間に伝わる毒キノコの鑑別法(たとえば茎が縦に裂けるキノコは食べられるなど)には誤りが多いうえ、毒キノコには種類が多く、形状もさまざまなので、安直な見分け方はないことを留意しておきたい。
[今関六也]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…キノコは英語ではマッシュルームmushroom,フランス語ではシャンピニョンchampignon,ドイツ語ではピルツPilzという。
[食用キノコと毒キノコ]
人類とキノコとのつながりは,食用から始まったといえよう。森林を背にし海辺に住んだわれわれの先祖は,海の幸と山の幸に恵まれた。…
※「毒キノコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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