日本歴史地名大系 「比楽湊・比楽駅」の解説 比楽湊・比楽駅ひらかみなと・ひらかのえき 石川県:石川郡美川町平加村比楽湊・比楽駅手取川扇状地の扇端西部の海岸線にあった古代の湊と駅。現在の手取川河口よりやや北東部寄りに位置していたと考えられ、平加(ひらか)町はその遺称地とされる。弘仁一四年(八二三)の加賀国立国後は能美(のみ)郡に属した。「延喜式」主税寮諸国運漕雑物功賃条の越前国海路について規定した部分に「比楽湊」とみえ、越前敦賀津への船賃は「石別稲七把、挟杪束、水手廿束、但挟杪一人、水手四人漕米五十石」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by