毘藍婆(読み)ビランバ

デジタル大辞泉 「毘藍婆」の意味・読み・例文・類語

びらんば【×毘藍婆】

《〈梵〉Vairambhakaの音写仏語。世界の生成または壊滅する劫初ごうしょ劫末に吹くという暴風。毘藍。毘藍婆風。

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精選版 日本国語大辞典 「毘藍婆」の意味・読み・例文・類語

びらんば【毘藍婆】

〘名〙 (vairambhaka の音訳迅猛、旋などと訳す) 仏語。世界の生成、または壊滅する劫初(ごうしょ)・劫末に起こるという大暴風。びらん。びらんぷう。びらんばふう。
浄瑠璃釈迦如来誕生会(1714)四「汝が一念、らんば・びらんばの悪風となって」 〔翻梵語‐九・風名五九〕

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