…戦国時代の豊前における山城の代表的なものをあげると,企救郡に門司城と三ヶ岳城,京都郡に松山城と馬ヶ岳城,仲津郡に城井城,田川郡に香春岳城と岩石城,下毛郡に長岩城,宇佐郡に妙見岳城と竜王城があった。【佐藤 満洋】
【近世】
[所領配置]
1587年(天正15)の豊臣秀吉の九州の国割りで,豊前国は企救,田川2郡が毛利勝信に,京都,仲津,築城,上毛(こうげ),下毛(しもげ),宇佐の6郡が黒田孝高(よしたか)(如水)に与えられ,勝信は小倉,孝高は中津に入った。黒田氏は直ちに領内の検地を実施し,これに抵抗する在地土豪,国人を徹底的に鎮圧した。…
※「毛利勝信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」