毛利勝信(読み)もうり かつのぶ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「毛利勝信」の解説

毛利勝信 もうり-かつのぶ

?-1611 織豊時代武将
豊臣秀吉につかえ,天正(てんしょう)15年(1587)豊前(ぶぜん)小倉(福岡県)6万石の城主となる。関ケ原戦い西軍に属し,敗れて子の勝永とともに土佐高知藩主山内一豊(かずとよ)にあずけられた。慶長16年9月8日その地で死去尾張(おわり)(愛知県)出身本姓は森。初名は吉成。号は一斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の毛利勝信の言及

【豊前国】より

…戦国時代の豊前における山城の代表的なものをあげると,企救郡に門司城と三ヶ岳城,京都郡に松山城と馬ヶ岳城,仲津郡に城井城,田川郡に香春岳城と岩石城,下毛郡に長岩城,宇佐郡に妙見岳城と竜王城があった。【佐藤 満洋】
【近世】

[所領配置]
 1587年(天正15)の豊臣秀吉の九州の国割りで,豊前国は企救,田川2郡が毛利勝信に,京都,仲津,築城,上毛(こうげ),下毛(しもげ),宇佐の6郡が黒田孝高(よしたか)(如水)に与えられ,勝信は小倉,孝高は中津に入った。黒田氏は直ちに領内の検地を実施し,これに抵抗する在地土豪,国人を徹底的に鎮圧した。…

※「毛利勝信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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