毛雪駄(読み)けせった

精選版 日本国語大辞典 「毛雪駄」の意味・読み・例文・類語

け‐せった【毛雪駄・毛雪踏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. けせきだ(毛雪駄)
    1. [初出の実例]「こいかうじの革蹈皮(かわたび)、毛雪踏(ケセッタ)をはきて」(出典浮世草子好色二代男(1684)二)
  3. ( 形状連想から ) 女陰異称
    1. [初出の実例]「こたつにて毛雪踏をはく面白さ」(出典:雑俳・柳多留‐二(1767))

け‐せきだ【毛雪駄・毛雪踏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せきだ」は、裏に革をつけたぞうり ) 表に毛皮を張った雪駄。けせった。
    1. [初出の実例]「毛雪踏(セキダ)や狩して得たる炉地の面〈重徳〉」(出典:俳諧・おくれ双六(1681)冬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の毛雪駄の言及

【雪駄】より

…今日でも関西ではセキダと呼び,関東ではセッタというが,いずれもセチダの訛(なま)りである。熊の毛皮を張った毛雪駄,裏革を3枚張ったカピタン雪駄などもあった。【潮田 鉄雄】。…

※「毛雪駄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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