デジタル大辞泉
「気が尽きる」の意味・読み・例文・類語
気が尽・きる
1 気がめいる。退屈する。
「小夜中のおしらべごと、嘸かしお―・きるであろ」〈逍遥・桐一葉〉
2 気力がなくなる。
「これ程―・きては、頓て死ぬるに間はない」〈浮・織留・一〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
き【気】 が 尽(つ)きる
① 気力がなくなる。
精根が尽きる。
根気がなくなる。元気がなくなる。
※玉塵抄(1563)
三五「髪の白うなり黄になってまだらなことは詩を
辛苦して吟じ案ずるに気かつきて年がよって斑になることぞ」
③ (多く下に打消の語を伴う)
気疲れがする。気づまりがする。
※浮世草子・好色一代女(1686)五「
上京の歴々にも気
(キ)のつきぬやつといはれて」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報