気保養(読み)キホヨウ

デジタル大辞泉 「気保養」の意味・読み・例文・類語

き‐ほよう〔‐ホヤウ〕【気保養】

《「きぼよう」とも》楽しんだりのんびりしたりして、心を休めること。気晴らし
「久し振りに好い―をしました」〈漱石・彼岸過迄〉
[類語]骨休め息抜き休む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気保養」の意味・読み・例文・類語

き‐ほよう‥ホヤウ【気保養】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きぼよう」とも ) 心を楽しませ、のんびりして、気の疲れを休めること。きさんじ。きほうよう。
    1. [初出の実例]「世間の人は気保養(キホヨウ)によしはらへゆくに」(出典洒落本孔雀そめき(1789‐1801)草庵晒落)

き‐ほうよう‥ホウヤウ【気保養】

  1. 〘 名詞 〙きほよう(気保養)
    1. [初出の実例]「ほんにきほうよふ一通りにくるおれが、娘にもしていい貴様を女房にしよふじゃアあるめいし」(出典:洒落本・夜鄽行燈(1804‐18頃)切髪恋)

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