デジタル大辞泉
「休む」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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やす・む【休・息】
- ( 「安(やす)い」と同語源 )
- [ 1 ] 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
- ① 活動を中止して憩う。休息する。
- [初出の実例]「わぎもこは早も来ぬかと待つらむを沖に也須麻(ヤスマ)む家づかずして」(出典:万葉集(8C後)一五・三六四五)
- ② 心身が安らかになる。
- [初出の実例]「さりともとあひなはとこそ思ひしかいかにやすまぬ心成らん〈源師頼〉」(出典:堀河院御時百首和歌(1105‐06頃)恋)
- ③ 動き、働きが止む。事が止んで静かになる。
- [初出の実例]「まかりありくこともやすまむ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
- ④ 休息するために横になる。臥す。寝る。ねむる。
- [初出の実例]「遅くも渡り給へば、皆うち解けてやすみ給そかし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)
- ⑤ 病気がなおる。病が平癒する。
- [初出の実例]「久しき病を得るが故に、〈略〉咒護せ令むるに、猶愈差(ヤス)まず〈真福寺本訓釈 愈 夜須満須〉」(出典:日本霊異記(810‐824)下)
- [ 2 ] 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 仕事などを、しばらくやめる。また、学校や勤め先、会合などを欠席する。欠勤する。
- [初出の実例]「寒垢離を休む其日の寒さかな〈楮林〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)四)
- [ 3 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ⇒やすめる(休)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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