気賀勘重(読み)キガ カンジュ

20世紀日本人名事典 「気賀勘重」の解説

気賀 勘重
キガ カンジュ

明治〜昭和期の経済学者 慶応義塾大学教授。



生年
明治6年3月15日(1873年)

没年
昭和19(1944)年11月11日

出身地
静岡県浜松市

旧姓(旧名)
三輪

学歴〔年〕
慶応義塾文学科〔明治28年〕卒

学位〔年〕
Ph.D.

経歴
農家に生まれ、16歳まで農業従事。上京後、慶応義塾に学ぶ。明治32年ドイツ留学ゲッティンゲン大学ライプツィヒ大学ベルリン大学などに学び、35年「日本の銀行制度」でPh.D.を受けた。36年帰国。慶応義塾大学教授となり経済学を講じ、ドイツやオーストリア経済学の紹介・訳出に努めた。著書に「利子論」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

朝日日本歴史人物事典 「気賀勘重」の解説

気賀勘重

没年:昭和19.11.11(1944)
生年:明治6.3.15(1873)
明治から昭和期にかけての経済学者。静岡県浜松出身,農業・三輪家の子。16歳まで農業に従事したのち,慶応義塾へ入学。明治28(1895)年,同文学科卒業。卒業後一時帰郷し結婚して気賀姓を継ぐ。32年,慶応義塾より派遣されてドイツへ留学。ゲッチンゲン,ライプチヒ,ベルリンの各大学で学び,1902年,『日本の銀行制度』(ドイツ語・ライプチヒで刊行)でPh.D.を受ける。翌明治36年帰国後,慶応義塾経済学教授として,理論から政策まで広く講義,著述するとともに,ドイツ,オーストリア経済学の紹介,訳業にも努めた。<参考文献>『慶応義塾百年史・大学編』

(玉置紀夫)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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