水上家屋(読み)すいじょうかおく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水上家屋」の意味・わかりやすい解説

水上家屋
すいじょうかおく

日常生活の場として用いる漁船やはしけ,行商船および漂泊移動漁民が定住する過程で陸に係留する小舟,あるいは杭上住居水上に張出した家屋などをいう。今日でもアンダマン海ベイッ諸島のモーケン族タイベトナム水上生活者,フィリピン南部スル海域のサマール族ホンコン蛋民 (たんみん) ,日本の家船 (えぶね) などが,通常,小家族単位で水上家屋に居住している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android