水保村(読み)みずほむら

日本歴史地名大系 「水保村」の解説

水保村
みずほむら

[現在地名]守山市水保町

今浜いまはま村の南東野洲やす川南流の河口付近に位置し、西辺は琵琶湖に面する。集落は右岸の上水保・下水保と、より河口に近い左岸の中野なかのからなる。「輿地志略」は中野を「水保村の端村」と記す。天正一九年(一五九一)四月の徳川家康知行目録写(大谷文書)に「千石 水保」とあり、寛永石高帳によれば高七四七石余でうち二九四石余が幕府領。三二八石余が下総古河藩領、八九石余が旗本牧領、三三石余が山城淀藩領。

水保村
みずほむら

[現在地名]糸魚川市水保

うみ川支流水保川下流域にある。西は大野おおの村。下流海川との合流点に田中たなか村の北山きたやま集落が続く。村内を羽生はにゆう北山・水保・大野を結ぶ通称最明寺さいみようじ越の山道が通る。慶長三年(一五九八)の検地帳写に水穂寺村とあり、田畠居屋敷反別合計は七町七反余、分米六六石四斗余。高持は百姓一八人・寺方九人で、百姓の屋敷持は六人、寺方は八人である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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