水口岡山城跡(読み)みなくちおかやまじようあと

日本歴史地名大系 「水口岡山城跡」の解説

水口岡山城跡
みなくちおかやまじようあと

[現在地名]水口町水口

古城こじよう(二八二・九メートル)山頂に立地。本来は水口城とよばれた。天正一三年(一五八五)羽柴秀吉による甲賀武士の改易(甲賀破儀)に伴い秀吉の命を受けた中村一氏によって築かれたとされる。水口古図(中井家蔵)は山頂から南麓にかけての本丸以下諸施設、町並に接して四ヵ所の枡形を描く。「輿地志略」によれば、山頂の本丸(方一三間)・二の丸(三二間半×二一間)・西の丸(二四間×二三間)・三の丸(三五間×一七間)の四郭からなり、西麓より本丸に至る大手は四町余、東麓より本丸に通じる搦手は三町五一間であったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android