水圧破砕法(読み)スイアツハサイホウ

デジタル大辞泉 「水圧破砕法」の意味・読み・例文・類語

すいあつはさい‐ほう〔‐ハフ〕【水圧破砕法】

地下岩体超高圧の水を注入して亀裂を生じさせること。水を高温岩体蒸気にして発電を行う高温岩体発電などに利用される。また、天然ガス石油を含む頁岩けつがん(シェール)層に酸などの化学物質が混入した水を注入して、シェールガスシェールオイルを採取する手法をさす。ハイドロフラクチャリングハイドロリックフラクチャリングフラッキング

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関連語 塚原

最新 地学事典 「水圧破砕法」の解説

すいあつはさいほう
水圧破砕法

hydraulic fracturing method

地殻応力測定法の一種。水圧破壊法とも。深度100m以深の地殻応力測定に適用できる唯一の方法。岩石破砕技術の一つ。ボーリング孔に栓をし,中に水圧をかけると孔壁の円周方向に引張力が生じ,ついには引張亀裂ができる。この亀裂が開口閉口するときの水圧は岩盤に作用している地殻応力の関数であり,この値から地殻応力値を算出できる。例えば,主応力軸とボーリング軸とが鉛直で,間隙のない岩盤の場合,最大・最小水平圧縮応力σH・σhは,σH=3PsPr, σhPsである(圧縮を正)。Pr, Psは開口圧,閉口圧である。

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参照項目:地殼応力測定

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世界大百科事典(旧版)内の水圧破砕法の言及

【採油】より

…坑井刺激法は,坑井周辺の油層岩特性を改質して,油層から坑井への原油の流入量を増加させることを目的としている。現在多く用いられている方法には酸処理法と水圧破砕法がある。前者は,油層部に塩酸またはフッ化水素酸などの酸性物質を坑井仕上げ時に圧入して,坑井周辺の油層の岩石粒子を溶解し,原油の流路を広げる方法である。…

※「水圧破砕法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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