高温岩体発電(読み)コウオンガンタイハツデン(その他表記)power generation by hot dry rock

デジタル大辞泉 「高温岩体発電」の意味・読み・例文・類語

こうおんがんたい‐はつでん〔カウヲンガンタイ‐〕【高温岩体発電】

地熱発電発電方式の一つ地下高温岩体高圧の水を送り込み、熱水の滞留層で蒸気にし、タービンを回すことで発電を行う。天然の熱水や蒸気が乏しい場合に利用される。高温岩体地熱発電

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高温岩体発電」の意味・わかりやすい解説

高温岩体発電
こうおんがんたいはつでん
power generation by hot dry rock

高温の貫入火成岩の岩体に,水を注入して蒸気に変え,その蒸気を使って発電を行なうプロジェクト欧米で開発・研究が進められているが,日本でも山形県肘折温泉で実験が行なわれている。高温岩体中には割れ目がないため,人工的に水の通路をつくることが必要で,井戸の中に高圧の水を送り,この水の圧力地圧との差を利用して割れ目をつくる,水圧破砕法が用いられている。しかし,目に見えない地下で,設計どおりに割れ目をつくる作業には技術的な困難が常に伴っている。

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知恵蔵 「高温岩体発電」の解説

高温岩体発電

地熱発電」のページをご覧ください。

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