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超高圧 ちょうこうあつ very high pressure

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

超高圧
ちょうこうあつ
very high pressure

数万気圧以上の圧力。 P.ブリッジマンの超高圧圧縮器の発明と高圧下での物性研究から始って,超高圧は,ダイヤモンドなどの無機物質の合成,超高圧下での半導体などの物性の研究,地球科学上の実験などに用いられてきた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうこうあつ【超高圧 very high pressure】

圧力は単位面積に作用する力で定義され,SI単位系ではパスカルPaで表される。超高圧と呼ばれる圧力領域に厳密な定義は存在しないが,ふつう1GPa(=109Pa=104bar=1010dyn/cm2=9869atm)を超える領域,すなわち約1万atm以上の圧力領域を対象にすることが多い。圧力は物質の性質を規定する重要な独立変数であり,超高圧という極限条件では物性物理学的に興味深い種々の現象が出現する。超高圧研究は,また,周辺科学として地球科学,宇宙科学工業化学など広い関連分野をもっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

超高圧
ちょうこうあつ

2~3ギガパスカル(約2~3万気圧)以上の圧力に対する通称。物質をプレスで機械的に圧縮するか、火薬などで衝撃的に圧縮して得られる。現在実験室での最高発生圧力は機械的方法で200~300ギガパスカル、衝撃的方法で1000ギガパスカルに達している。物質は超高圧下で相転移を起こす。グラファイト(石墨)は高温(~1500℃)・超高圧下(~6ギガパスカル)でダイヤモンドに変わり、強磁性体の鉄は低温(-271℃以下)・超高圧下(~20ギガパスカル)で超伝導体となり、さらに、超高圧下で絶縁体から金属に転移した酸素も約100ギガパスカル、-272℃以下で超伝導体になることが発見された。このように超高圧技術を利用することによって物質に新しい性質をもたせることができるので、超高圧技術は物性の基礎的研究や材料開発の研究に重要な役割を果たしている。一方、地球の中心は約400ギガパスカル、土星の中心では約1000ギガパスカルの超高圧状態になっていると推定され、超高圧下の研究は地球や惑星内部の構造解明に重要な手掛りを与えている。[毛利信男]

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