水島早苗(読み)ミズシマ サナエ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「水島早苗」の解説

水島 早苗
ミズシマ サナエ


職業
ジャズ歌手

本名
相良 喜子(サガラ ヨシコ)

別名
芸名=ダリヤ・サガーラ

生年月日
明治42年 8月31日

出生地
鹿児島県 鹿児島市

学歴
立教高等女学校卒

経歴
昭和7年、ダンス・バンドの歌手を振りだしに、テイチク・レコードの専属歌手となって流行歌をうたい、10年には中国の上海に渡ってダリヤ・サガーラの芸名でナイトクラブ歌姫となったが、帰国後はタイヘイ・レコードで歌謡曲とジャズをうたい、芸名も水島早苗に。戦前の日本女性には珍しい行動的な冒険家ハダで、上海ではスパイ容疑で官憲につけ回されたこともある。戦後、ジャズ時代が来てからはポピュラーはやらず、ジャズの源流であるスピリチュアルブルースに取り組んだというジャズ・ボーカルの先駆者。のちにボーカル研究所を主宰し、佐良直美、上條恒彦、金子晴美ら多くの歌手を育てた。代表作に「ユー・ガッタ・フレンド」があり、米ニューオリンズの名誉市民でもあった。

受賞
ニューオリンズ名誉市民

没年月日
昭和53年 2月25日 (1978年)

伝記
また、近いうちに 和田 誠 著(発行元 大和書房 ’86発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「水島早苗」の解説

水島 早苗
ミズシマ サナエ

昭和期のジャズ歌手



生年
明治42(1909)年8月31日

没年
昭和53(1978)年2月25日

出生地
鹿児島県鹿児島市

本名
相良 喜子(サガラ ヨシコ)

別名
芸名=ダリヤ・サガーラ

学歴〔年〕
立教高等女学校卒

主な受賞名〔年〕
ニユーオリンズ名誉市民

経歴
昭和7年、ダンス・バンドの歌手を振りだしに、テイチク・レコードの専属歌手となって流行歌をうたい、10年には中国の上海に渡ってダリヤ・サガーラの芸名でナイトクラブの歌姫となったが、帰国後はタイヘイ・レコードで歌謡曲とジャズをうたい、芸名も水島早苗に。戦前の日本女性には珍しい行動的な冒険家肌で、上海ではスパイ容疑で官憲につけ回されたこともある。戦後、ジャズ時代が来てからはポピュラーはやらず、ジャズの源流であるスピリチュアルやブルースに取り組んだというジャズ・ボーカルの先駆者。のちにボーカル研究所を主宰し、佐良直美、上條恒彦、金子晴美ら多くの歌手を育てた。代表作に「ユー・ガッタ・フレンド」があり、米ニューオリンズの名誉市民でもあった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水島早苗」の解説

水島早苗 みずしま-さなえ

1909-1978 昭和時代のジャズ歌手。
明治42年8月31日生まれ。女性ジャズボーカルの草分け。昭和7年デビュー,ダンスホール「フロリダ」で人気を博す。32年水島早苗ボーカル研究所を設立,マーサ三宅,金子晴美らをそだてた。代表曲に「ユー・ガット・ア・フレンド」。昭和53年2月25日死去。68歳。鹿児島県出身。立教高女卒。本名は永田喜子。旧姓は相良。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「水島早苗」の解説

水島 早苗 (みずしま さなえ)

生年月日:1909年8月31日
昭和時代のジャズ歌手
1978年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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