日本歴史地名大系 「水川村」の解説 水川村みずかわむら 静岡県:榛原郡中川根町水川村[現在地名]中川根町水川上長尾(かみながお)村の北、大井川中流右岸にあり、白羽(しろわ)山(七七一・六メートル)・高知(こうち)山(五九五メートル)に挟まれる水川川が大井川に注ぐ段丘上に位置する。遠江国榛原郡のうち。秋葉山(現春野町)に至る道が通る。江戸時代には対岸へ盥舟で渡ったという。明応七年(一四九八)七月二八日の今川氏親判物写(諸事控覚帳)に榛原郡内の「水川村之内崎半」とあり、藁科中務丞が同地などを宛行われている。ただしこの文書は検討の余地がある。 水川村みずがわむら 愛知県:渥美郡田原町水川村[現在地名]田原町南神戸(みなみかんべ)太平洋岸に面する崖上にあり、東に本前(もとまえ)村、西に大草(おおくさ)村と境を接する。天保三年(一八三二)の「地方秘録」によれば、田は七反六畝余、畑は三町三反二畝余、浜方漁猟は幕府領で赤坂(あかさか)代官所(現宝飯郡音羽町)支配とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報