水戸東照宮(読み)みととうしょうぐう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「水戸東照宮」の意味・わかりやすい解説

水戸東照宮
みととうしょうぐう

茨城県水戸市宮町に鎮座徳川家康徳川頼房(よりふさ)公を祀(まつ)る。正式には東照宮、通称権現(ごんげん)さん」ともいう。1621年(元和7)水戸藩祖の頼房により創建される。のち、1936年(昭和11)になって藩祖も合祀(ごうし)された。元県社。例祭は4月17日で神幸祭がある。もとはこれを水戸御祭礼と称した。創立時の社殿国宝であったが、先の戦災で焼失した。社宝に家康佩刀(はいとう)(国指定重要文化財)ほか多数がある。

[茂木貞純]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android