水戸納豆(読み)みとなっとう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「水戸納豆」の解説

水戸納豆[加工食品]
みとなっとう

関東地方茨城県の地域ブランド。
水戸を代表する発酵食品。水戸が小粒大豆産地であったため、水戸での納豆づくりが盛んになった。1889(明治22)年、水戸鉄道(現・JR水戸線)の水戸―小山間が開業すると、駅前で藁苞納豆が売り出され、評判となった。その後、1936(昭和11)年には鉄道共済会と契約、駅のホームでの本格的な販売が始まり、水戸の名物として定着した。現在では、全国で販売されている納豆の半分以上が茨城県産。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

日本の郷土料理がわかる辞典 「水戸納豆」の解説

みとなっとう【水戸納豆】


茨城県水戸市名産の納豆。煮た大豆に納豆菌を加え、わらづとに詰めて室に入れ発酵させた糸引き納豆。大豆は小粒のものを用いる。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android