水晶体亜脱臼(読み)すいしょうたいあだっきゅう

知恵蔵mini 「水晶体亜脱臼」の解説

水晶体亜脱臼

眼球レンズ役割を果たしている水晶体が、一部支えを失って奥の方に沈んだ状態のこと。水晶体が完全にはずれたものは水晶体脱臼(水晶体完全脱臼)という。顔面への打撲などにより水晶体を支えているチン氏帯が切れることにより発症する場合が多く、先天性のものもある。小児の場合は先天性のものがほとんど。可能な場合は手術により水晶体を摘出し、眼内レンズを埋め込む。メガネやコンタクトでの矯正もできるが、日々のケアに手間がかかり視力の質も悪くなる。ラグビー日本代表元主将の箕内拓郎が、水晶体亜脱臼により2015年2月17日に現役引退を表明した。

(2015-2-23)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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