日本歴史地名大系 「水橋館村」の解説 水橋館村みずはしたちむら 富山県:富山市旧中新川郡地区水橋館村[現在地名]富山市水橋館町常願寺川(現在は白岩川)と上市(かみいち)川に挟まれた平地に位置し、北は水橋中(みずはしなか)村。村域の一部は東水橋の町並となっている。村名は水橋将監が居住した館跡があったことにちなむという(越中志徴)。館跡は東水橋町から三町ほど、北陸街道より二町の所にあり、旧伝では東西六〇間・南北九〇間の規模をもっていたという(三州志)。極性(ごくしよう)寺があったといわれ、同寺は延長元年(九二三)に醍醐天皇より勅額を受けて七堂伽藍を建立、真言宗を盛んに広めたが、親鸞が越後に赴く折に真宗に改宗したという(越中志徴)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by