日本歴史地名大系 「東水橋」の解説
東水橋
ひがしみずはし
北は富山湾に臨む。常願寺川に
海辺にあった東水橋は寄回り波の影響を受けることが多く、万治二年(一六五九)の高波で大被害を受けた際には、水橋中村領の二五石余に三尺の地盛をして移住。延宝七年(一六七九)にも高波で一三八軒が水橋館村領五千一二歩を請地して移った(富山県史)。水橋川には北陸街道の加賀藩営定渡場が東水橋・西水橋の河口近くに設置されており、渡船は同八年まで一艘であったが、天和二年(一六八二)より二艘となった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報