水銀関連の遺産:アルマデンとイドリア(読み)すいぎんかんれんのいさん アルマデンとイドリア

世界遺産詳解 の解説

すいぎんかんれんのいさん アルマデンとイドリア【水銀関連の遺産:アルマデンとイドリア】

2012年に登録された世界遺産(文化遺産)。スペインのアルマデンは世界の水銀の3分の1を産出した世界最大の水銀鉱山を有する鉱山町であり、第2位の水銀鉱山がスロベニアのイドリアだった。アルマデンは古代から、イドリアは1490年に水銀の生産を開始した。両者とも水銀を採掘し、精錬する技術的・社会的システムを構築した。大航海時代になると、新大陸で金や銀が大量に採掘されるようになるが、これらの鉱石は水銀溶液に溶かして金、銀を抽出する必要があり、水銀の需要が急激に伸び、両鉱山町は大いに繁栄し、新旧大陸間の交易の中心地として栄えた。両者とも鉱山の竪坑や地上の水銀関連施設をはじめ、城砦・教会・住居など中世以来の街並みがよく残されており、その一帯が世界遺産に登録された。◇英名はHeritage of Mercury. Almadén and Idrija

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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