水陰(読み)ミカゲ

デジタル大辞泉 「水陰」の意味・読み・例文・類語

み‐かげ【水陰】

水におおわれた所。水のかげ。みがくれ。
「岩そそく―に茂る菅の根の永くや袖をくたし果ててん」〈続後撰・恋三〉

みず‐かげ〔みづ‐〕【水陰】

水辺物陰

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精選版 日本国語大辞典 「水陰」の意味・読み・例文・類語

みず‐かげみづ‥【水陰】

  1. 〘 名詞 〙 川などの水辺の物陰。みかげ。
    1. [初出の実例]「山川の水陰(みづかげ)に生ふる山菅(やますげ)の止まずも妹は思ほゆるかも」(出典万葉集(8C後)一二・二八六二)

み‐かげ【水陰】

  1. 〘 名詞 〙みずかげ(水陰)
    1. [初出の実例]「谷川のみかけにしげる山菅の止まずも袖のぬるるころかな〈卜部兼直〉」(出典:万代和歌集(1248‐49)恋三)

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