水黽(読み)アメンボ

デジタル大辞泉 「水黽」の意味・読み・例文・類語

あめんぼ【水黽/水馬/×坊】

半翅はんし目アメンボ科の昆虫。中脚と後脚体長より長い。池などの水面を滑走し、水面に落ちた昆虫を捕食する。体はあめのにおいがする。みずぐも。かわぐも。あしたか。あめんぼう。 夏》夕焼金板の上―ゆく/青邨

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精選版 日本国語大辞典 「水黽」の意味・読み・例文・類語

あめんぼ【水黽・水馬】

  1. 〘 名詞 〙 アメンボ科の昆虫。体は黒褐色で細長く、腹面には銀色の毛が密生し水に濡れないようになっている。体長約一一~一五ミリメートル。あしは三対あるが、うしろの二対はきわめて長く、池や沼の水面を滑走し、小昆虫を捕食する。捕えると水飴のにおいがするというところからいう。あめんぼう。あめぼう。あめ。かわぐも。あしたか。みずぐも。《 季語・夏 》〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

あめんぼう【水黽・水馬】

  1. 〘 名詞 〙あめんぼ(水黽)《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「流見て涼し出茶屋にあめんぼう〈路蝶〉」(出典:雑俳・歌羅衣(1834‐44)五)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「水黽」の解説

水黽 (アメンボ)

学名Aquarius paludum
動物。アメンボ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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