永田馬場山王門前(読み)ながたばばさんのうもんぜん

日本歴史地名大系 「永田馬場山王門前」の解説

永田馬場山王門前
ながたばばさんのうもんぜん

[現在地名]千代田区永田町ながたちよう二丁目

永田馬場の山王権現(現日枝神社)前に形成された門前町屋。永田馬場は永田姓の旗本屋敷の前の南北に延びる道筋で、寛永期(一六二四―四四)にはすでに存在したが(寛永江戸図)、この道の西側の溜池ためいけに面した台地、もとの丹波篠山藩松平(藤井)家の屋敷跡に、明暦の大火後の万治二年(一六五九)山王権現が半蔵はんぞう御門外から移転してきた。その近辺に作られた町屋をいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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