和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「求肥昆布」の解説
ぎゅうひこんぶ【求肥昆布】
②福井・敦賀の名物菓子で、昆布の粉末を練り込んだ求肥。◇昆布の問屋であった「孫八」の田結(たゆ)豊吉が1871(明治4)年、昆布を用いた名産品を作ろうと考案、当初は昆布を小さく切って酢に漬け、蒸して乾燥させ、白く粉をふかせたものだったが、その後明治中期頃、福井市の羽二重餅(はぶたえもち)をヒントに昆布の粉末と求肥を用いた菓子を考案したとされる。この店は現在は和菓子店「紅屋」となっている。
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...