汎用コンピュータ(読み)はんようコンピュータ(その他表記)general purpose computer

精選版 日本国語大辞典 「汎用コンピュータ」の意味・読み・例文・類語

はんよう‐コンピュータ【汎用コンピュータ】

  1. 〘 名詞 〙 ( コンピュータは[英語] computer ) 特定の処理対象を持たないコンピュータで、事務処理、科学計算など多目的に使用されるもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「汎用コンピュータ」の意味・わかりやすい解説

汎用コンピュータ
はんようこんぴゅーた
general purpose computer

広範囲の問題を処理できるように設計されているコンピュータ。これに対し、限られた分野の問題だけを処理できるように設計されているコンピュータを専用コンピュータspecial purpose computerという。普通の商用のコンピュータは汎用コンピュータである。専用コンピュータとしては、スーパーコンピュータとよばれている数値シミュレーションをはじめとする科学技術計算用の超高速コンピュータ、制御用のコンピュータなどがある。

[土居範久]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汎用コンピュータ」の意味・わかりやすい解説

汎用コンピュータ
はんようコンピュータ
general purpose computer

事務計算用,科学技術計算用,制御用等,広範な用途に適応できるように設計されたコンピュータ。 (1) 同一シリーズにおいては異なるモデルに対しても上位互換性をもつ,(2) 機密保護性・信頼性の高いオペレーティングシステム (基本ソフトウェア) を備える,(3) 転送速度の高い入出力装置を備える,(4) 大容量の記憶装置接続可能である,などの特徴をもつ。これに対し,ある目的に特化したものを専用コンピュータという。

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