新撰 芸能人物事典 明治~平成 「江口乙矢」の解説
江口 乙矢
エグチ オトヤ
- 職業
- 舞踊家
- 専門
- モダンダンス
- 肩書
- 江口乙矢須美子満典舞踊研究所所長
- 本名
- 江口 紀世松(エグチ キセマツ)
- 生年月日
- 明治44年 4月19日
- 出生地
- 青森県 上北郡野辺地町
- 学歴
- 野辺地中〔昭和3年〕中退
- 経歴
- 日本の西洋舞踊の先駆・隆哉を長兄に、教員の家に育つ。中学の時に2度胸を患い闘病生活を送るが、昭和9年23歳のときに上京。兄に学び、帝塚山学院で教える。20年弟子の江口須美子と結婚、大阪に舞踊研究所を設立。21年出世作「道産子」を発表。現代舞踊に日本の民話や風俗を取り入れた作品を数多く発表、関西モダンダンス界の草分けとして知られた。他の代表作に「麦秋」「オルフェウス」「雪」「狼の歩く道」など、著書に自伝「喝采」がある。
- 所属団体
- 現代舞踊協会,日本舞踏連合
- 受賞
- 紫綬褒章〔昭和54年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和60年〕 東奥賞(特別賞)〔平成11年〕,野辺地町名誉町民,青森県民褒賞
- 没年月日
- 平成16年 2月11日 (2004年)
- 家族
- 兄=江口 隆哉(舞踊家),妻=江口 須美子(舞踊家)
- 伝記
- モダンダンスの創造に懸ける―柳は緑、花は紅 江口 乙矢 講話,大阪府なにわ塾 編(発行元 ブレーンセンター ’93発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報