出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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…暮春),草餅。
[夏]
薄暑(やや暑さを感じる初夏の候),麦秋(麦の刈入れ時),入梅(立春から135日目の梅雨の入り),梅雨(入梅から30日間),五月雨(さみだれ)(梅雨の雨),五月晴(さつきばれ)(梅雨の晴れ間),短夜(みじかよ),半夏生(はんげしよう)(夏至から11日目の物忌みの日),梅雨明,盛夏(夏の盛り),卯の花腐(くた)し(春雨と梅雨の間の長雨),青嵐(あおあらし)(青葉のころの強い風),薫風(さわやかな夏の南風),雹(ひよう),虹,雷,雲の峰(入道雲に同じ),日盛(ひざかり)(夏の日中の暑いさかり),油照(あぶらでり)(薄く曇ってむし暑い日和),炎天(真夏の燃えるような空),冷夏(異常に温度の低い夏),朝焼,夕焼,大暑(二十四節気の一つで夏の暑さのさかり),土用(立秋の前の18日間,暑中という),土用波(土用のころの高波),更衣(ころもがえ)(夏服に着がえること),雨乞,行水,虫干(土用干ともいう),花火,納涼(涼をとること),昼寝,氷室(ひむろ)(氷を貯蔵していた穴),清水(しみず),水中(あた)り(慣れないなま水で胃腸を損なうこと),早乙女(さおとめ)(田植えをする若い女性),さなぶり(田植えじまいの祝い,または休み日),祭(夏祭,もとは葵祭をさした),安居(あんご)(仏家の夏の修行),蛍狩,鵜飼,時鳥(ほととぎす),蟬,鯉幟(こいのぼり),夏越(なごし)(陰暦6月の晦日。茅(ち)の輪くぐりなどの祓(はらえ)が行われる),菖蒲湯(端午の節句の邪気払い),卯(う)の花,木下闇(こしたやみ)(夏の木立の昼なお暗いさま),鮓(すし),心太(ところてん)。…
…なお,五月晴れは,もともとは梅雨の合間の晴天をいったが,いまは5月(陽暦)の晴天を指す場合が多い。 麦秋麦が実り熟して取り入れる初夏のころ,または旧暦4月の異称。 走り梅雨本格的な梅雨に入る前の5月下旬ごろに数日間続くぐずつき模様の天気のことで,〈梅雨の前ぶれ〉などともいう。…
…茂原英雄によるトーキー技術の開発を待ってサイレントを撮り続けたが,《一人息子》(1936)で音響の世界に接し,大船の新撮影所で,新たなカメラマン厚田雄春とともに《戸田家の兄妹》(1941)や《父ありき》(1942)で〈小津調〉を確立。戦後は笠智衆と原節子とを主演に迎えた《晩春》(1949),《麦秋》(1951),《東京物語》(1953)が名高いが,いずれも野田高梧との共同脚本。カラー時代に入っての《彼岸花》(1958)や《秋日和》(1960)では物語性が極度に希薄となり純粋な抽象性に近づくが,同時にかつての大学生が会社重役や大学教授となって登場してナンセンス喜劇の味を回復する。…
※「麦秋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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