江戸堀三丁目(読み)えどぼりさんちようめ

日本歴史地名大系 「江戸堀三丁目」の解説

江戸堀三丁目
えどぼりさんちようめ

[現在地名]西区江戸堀一―二丁目

江戸堀二丁目の西にある。江戸堀川両岸にまたがり、北は布屋ぬのや町、西は阿波あわ橋詰町名は明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図にみえる。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)の三郷水帳寄帳では屋敷数二七・役数四二役で、うち年寄分一役が無役。年寄は奈良屋次郎兵衛。当町には近世中期以降江戸堀米市場と称される米相場立会場所が設けられ、堂島どうじま米市場(現北区)と同様の帳合米取引が行われた。多いときには一三〇余人の米商人が集まり、従来の米仲買株に対して新米仲買株と称され、堂島米相場に従うことが定められていたが、しばしば禁を犯して堂島側から訴えられている(大阪市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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