…原則として2挺3枚(三味線2人,太夫3人)で演奏するが,三味線が3挺となることもある。 2世延寿時代に当時流行の端唄を積極的に取り入れたことから,清元の作曲家が余技としてはじめた小唄は,その後に発展して江戸小唄となり,一つのジャンルを作った。小唄の曲節には,清元のそれを基本としたものが多く,発声法などに大きな影響がみられる。…
…曲節は軽快,進取を好む)などである。従来の小歌,小唄と区別して〈江戸小唄〉と呼ぶようになったのはこのころである。この他,歌舞伎を題材とした芝居小唄をはじめ300曲近くを作曲した吉田草紙庵も一派を成した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」