旺文社日本史事典 三訂版 「歌沢」の解説 歌沢うたざわ 江戸末期に発生した端唄(小品の三味線歌曲)の一種旗本隠居の笹本彦太郎(歌沢笹丸)を中心に一派をつくる運動を進め,1857年笹本は大和大掾 (だいじよう) の名のりを許され,家元となった。曲調・歌詞とも定型なく,非常に技巧的。粋 (いき) で渋い遊里気分のものが多い。同様に端唄から出たものに小唄がある。 出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報