江月(読み)コウゲツ

デジタル大辞泉 「江月」の意味・読み・例文・類語

こう‐げつ〔カウ‐〕【江月】

江上にかかる月。江上の月。

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精選版 日本国語大辞典 「江月」の意味・読み・例文・類語

こう‐げつカウ‥【江月】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 江上の月。江のほとりで見る月。
    1. [初出の実例]「興余日已暮。江月照仙眠」(出典:文華秀麗集(818)上・奉和春日江亭閑望〈巨勢識人〉)
    2. 「なに疑ひも難波津の、江月照らし松風吹く」(出典:謡曲・弱法師(1429頃))
    3. [その他の文献]〔張若虚‐春江花月夜〕
  2. [ 2 ] 江戸初期の臨済宗の僧。茶人。津田宗及の子。名は宗玩(そうがん)。別号、欠伸子。和泉の人。大徳寺住持となり、皇室をはじめ上流階層の帰依を得る。特に茶道好み、父および小堀遠州について奥義をきわめた。天正二~寛永二〇年(一五七四‐一六四三

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普及版 字通 「江月」の読み・字形・画数・意味

【江月】こう(かう)げつ

江上の月。唐・張謂〔裴侍御の上都に帰るを送る〕詩 江人影に隨ひ 山、馬を趁(お)ふ

字通「江」の項目を見る

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