池島村(読み)いけじまむら

日本歴史地名大系 「池島村」の解説

池島村
いけじまむら

[現在地名]えびの市池島

今西いまにし村・上江うわえ村の西にある。北を西流する川内せんだい川に南から北西流してきた池島川が合流する。当地一帯は元亀三年(一五七二)五月伊東氏と島津氏の両軍が戦った木崎原合戦の古戦場跡。天正二〇年(一五九二)一二月二日、「いけしま」の水田一段が高麗国での比類なき奉公により、北郷忠虎から木藤甚左衛門尉に宛行われている(「北郷忠虎知行宛行状写」都城島津家文書)飯野いいの郷に属し、寛文四年(一六六四)の諸県郡村高辻帳では表高四五五石余。


池島村
いけじまむら

[現在地名]旭町池島

矢作川の左岸。現旭町の西端に位置する。東は萩平はぎのひら村、南から西は現足助あすけ町、北は市平いちだいら村および矢作川を隔てて現西加茂郡小原おばら村に接する。集落は河岸段丘上と山麓の傾斜地に点在。現県道島崎―豊田線が矢作川左岸に沿って通る。縄文時代中期のひら遺跡、同時期不詳の坂口さかぐち遺跡が河岸段丘上にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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