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沈殿銅 ちんでんどう

百科事典マイペディアの解説

沈殿銅【ちんでんどう】

硫酸銅水溶液など,銅イオンの存在する溶液中に鉄を入れると,鉄が溶解し銅が析出する。この原理を利用,銅鉱山の坑内水や,採掘跡の貧鉱に散水して銅分を溶出した水などを,樋(とい),タンクに導き,鉄くずを投入して得られる銅。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちんでんどう【沈殿銅 cement copper】

銅イオンを含む水溶液の中から,他の金属によって還元され沈殿した金属銅。銅鉱山などにおいては,クジャク石,ラン銅鉱などの酸に溶けやすい銅鉱物の存在や,長年月にわたる鉱石の化学的酸化あるいはバクテリアの作用による酸化の結果,鉱水中に銅が銅イオンCu2+として溶け出し,その濃度は数十ppm以上に達する場合がある。このような場合には,鉱水から沈殿銅として銅を回収することができる。置換のための金属源としては,屑鉄,アルミニウムの空缶,海綿鉄などが用いられる。

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