沖る(読み)ヒイル

デジタル大辞泉 「沖る」の意味・読み・例文・類語

ひい・る〔ひひる〕【沖る/×冲る】

[動ラ五(四)]
ひらひらと飛び上がる。空高く舞い上がる。
東天に―・るが如く」〈透谷・ヱマルソン〉
高くそびえる。
「天を摩し雲に―・る山嶽やま景色」〈露伴・天うつ浪〉

ひひ・る【沖る/×冲る】

[動ラ四]ひいる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「沖る」の意味・読み・例文・類語

ひい・るひひる【沖】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. ひらひらと飛びあがる。空高く舞いあがる。また、風にひるがえる。かける。
    1. [初出の実例]「鴻のごとくに驚り、龍(たつ)のごとくに翥(ヒヒ)りて」(出典日本書紀(720)欽明七年七月(寛文版訓))
  3. 高くそびえる。
    1. [初出の実例]「都てこの峯は、天漢の中に冲(ヒイリ)て」(出典:海道記(1223頃)蒲原より木瀬川)

ひひ・る【沖】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙ひいる(沖)

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