沖縄の核兵器

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沖縄の核兵器

1972年5月に本土復帰するまで沖縄は米軍統治下にあり、冷戦激化に伴い大量の核兵器が配備された。朝鮮半島や台湾海峡有事での核使用を想定していた米軍は、50年代半ばに沖縄への核搬入を開始。米公文書によると、ベトナム戦争時の67年にはアジア太平洋地域に約3200発の核が配備され、うち約4割に当たる約1300発が沖縄にあった。ソ連極東や中国を射程に収めるメースBなど核爆弾核砲弾など約20種類に上った。69年の日米首脳会談で沖縄の「核抜き」返還が決定し、核兵器は順次撤去された。(共同)

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