沖虚・冲虚(読み)ちゅうきょ

精選版 日本国語大辞典 「沖虚・冲虚」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐きょ【沖虚・冲虚】

〘名〙
大空
霊異記(810‐824)上「五色の雲に挂(かか)りて、沖虚の外に飛び、仙宮の賓と携り」
② 中になにもはいっていないこと。うつろ。空虚。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕
③ (形動) 我執の念のないこと。心がこだわりなく清らかなさま。
続日本紀‐天平宝字八年(764)九月壬戌「勅曰、今月廿八日覧大臣禅師譲位表具知来意、唯守沖虚退譲」 〔夏侯湛‐抵疑〕

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