河田古墳群(読み)こうだこふんぐん

日本歴史地名大系 「河田古墳群」の解説

河田古墳群
こうだこふんぐん

[現在地名]多気町河田 東谷

河田集落の東、県道に沿って、複雑に谷水田が入組んだ東西六六〇メートル、南北七五〇メートルの広がりをもつ標高五〇―六〇メートルの丘陵尾根筋および斜面築造。大半は消滅したが、一大群集墳であり、現在までに一〇〇基の古墳が確認されている。当古墳群は一〇グループに分けられ、東部分に三群九基、西部分に七群九一基が存在した。なかには径三〇メートルの円墳が二基あるが、他はほとんど径一五メートル以下、とりわけ径一〇メートル前後の円墳が多い。

昭和四八―五〇年(一九七三―七五)に西部分の三群について発掘調査。調査中に多数の古墳が発見され、A群は一四基のうち七基、B群は二五基のうち二二基、C群は二三基のうち二一基が調査された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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