河野裕子(読み)かわの ゆうこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河野裕子」の解説

河野裕子 かわの-ゆうこ

1946-2010 昭和後期-平成時代の歌人
昭和21年7月24日生まれ。昭和39年宮柊二(しゅうじ)の「コスモス」にはいり,のち「幻想派」に参加。44年「桜花の記憶」で角川短歌賞。52年「ひるがほ」で現代歌人協会賞,56年「桜森」で現代短歌女流賞。平成2年より毎日歌壇選者。9年「耳掻き」で短歌研究賞。独自の相聞歌群に定評がある。平成元年夫永田和宏が編集する「塔」にうつった。20年歌会始の選者となる。21年「母系」で斎藤茂吉短歌文学賞,迢空(ちょうくう)賞。平成22年8月12日死去。64歳。熊本県出身。京都女子大卒。歌集に「体力」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android